減少が続いていたアカウミガメの上陸が今年は増加に転じているという、うれしいニュースを最近耳にしたことはありませんか?実際、ウミガメの町として有名な美波町の大浜海岸では5月12日以降、なんと3度も上陸が確認されているそうです!
のんびりとしたウミガメは、テレビ画面越しに見ているだけでも心が安らぎますよね。今回はそんなウミガメに、じかで触れあえるイベントが開催されている博物館をご紹介します。
注目のイベント
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」では、子ガメの水槽ではエサやりをしながら職員さんが解説をしてくれたり、大ガメのプールではエサやり体験でおやつのキャベツをあげることができたり、0歳~1歳前後の小さなウミガメと触れ合えるイベントが開催されています。どのイベントも、とっても楽しそうですね!
ちなみに館内にはカメだけでなく、「ニモ」で有名なクマノミにそっとさわることができるプールもあります。とってもかわいいですよ!
※エサやりなどのイベントは主に土日や祝日に行われていますが、現在はコロナの影響で中止しているようです。
アカウミガメとアオウミガメ
ところで、皆さんはアカウミガメとアオウミガメの違いはご存じでしょうか?
アカウミガメはその名の通り、見た目が赤っぽいから付けられたようですが、反面でアオウミガメは見た目が青いのかというと…どうやら違うよう。
これは、アオウミガメの好む海藻などの色素の影響により、体内の脂肪が青くなっているので名付けられたようですね。表面的な見た目は黒、赤、茶色…と様々ですので、色で見分けるのは難しいかも!?
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」にはどちらのウミガメもいるようですので、ぜひ博物館で詳しい見分け方などを職員さんに聞いてみてくださいね。
他にもスッポンやパンケーキガメ(!?)などウミガメ以外のカメもたくさんいますので、館内を一回りするだけでカメに関する知識の幅が広がりそうです。
幸運を呼ぶいきもの
徳島では身近な存在となりつつあるウミガメは、実は“幸運を呼ぶいきもの”と言われているそうです。
ハワイなどでウミガメは神聖ないきものとされていて、神様から幸運を運んでくれる「海の守り神」として神話にも登場しています。
博物館の近くには本物の海もありますので、お帰りがけに波打ち際でも涼を味わえそうですね。
ぜひご家族やお友達と一緒にウミガメのかわいさに癒されつつ、ちょっと幸運をお裾分けしてもらってみては?
美波町「日和佐うみがめ博物館カレッタ」