株式会社メディアドゥテック徳島

ESG経営の実現にとって大切なのは「会社のファンになってもらう」こと。長期的な視点で、地域貢献に基づいた企業価値の向上を目指す。

「株式会社メディアドゥテック徳島」が誕生したのは2017年3月。
電子書籍の取次最大手である「株式会社メディアドゥ」の子会社として設立されました。
「株式会社メディアドゥ」代表取締役 CEOでもある藤田恭嗣氏が、同社の代表取締役社長を務めます。

藤田恭嗣氏の活動

自身の出身地である那賀町木頭(旧木頭村)で、木頭柚子の栽培や加工販売を行う「黄金の村」や「CAMP PARK KITO」、「未来コンビニ」など話題の施設を次々と手掛け、私財を投じて地方創生に取り組んでいます。

藤田氏の想いを受けて設立された「株式会社メディアドゥテック徳島」。設立から5年目を迎える現在の様子を、管理部部長である森 喜一朗氏にお伺いしました。

メイン業務は電子書籍に関わるオペレーション。ただし“単純作業”ではない。


親会社であるメディアドゥは、国内トップクラスの流通量を誇る電子書籍の取次事業者です。
日本の4大出版社(KADOKAWA・講談社・集英社・小学館)をはじめ海外との取引も展開しており、業界では最大手となります。
近年ではコロナ禍においての巣ごもりの影響もあり、電子コミック等デジタルコンテンツへの需要は大きな高まりを見せ、電子書籍の流通量はさらに右肩上がりとなっています。

メディアドゥテック徳島の主な業務は、メディアドゥのオペレーション業務を担うこと。
具体的には、書籍のファイル受領などといった出版社とのやりとり、電子書籍用EPUB(イーパブ)ファイルの作成、配信システムへの登録、書籍ファイルに破損がないかの検証、サイトの更新やキャンペーンバナー広告の作成などです。


受注増に伴うようにスタッフの数も90名以上となり、開設当初よりも組織的な動きが必要となってきました。
手順の決まったオペレーションという業務は、一見単純作業のようにも思えます。
ただ、量が多ければ多いほど、小さな改善が大きく響いてくる。漫然と同じことをしていると、すぐにオーバーフローを起こしかねない。
スピード感が重視されるデジタルコンテンツの世界では、全工程に創造性が必要です。

改善意識を持ち、習熟度が上がったと感じるチームには、今まで東京で行っていた書店へのキャンペーン企画や大手出版社とのやりとりなどを任せる流れになってきています。
年齢に関係なくポジションが与えられたりするところは、ベンチャー特有ではないかと思いますね。

コロナ禍においても稼働率は変わらない。徳島拠点の強み。

コロナの影響によって、オペレーション業務を担う拠点を東京で維持することは、以前よりもずっと難しい状況になりました。
今は東京でもリモート勤務が平常となり、業務もスムーズになりましたが、最初の緊急事態宣言直後などは、出勤を制限されたことでなかなか思うように進まないことも多かったと思います。
その中でも徳島での稼働率はほとんど変わりませんでした。リスク分散のメリットはあったと思います。

単純に人口が都心よりも少ないというのはもちろん、主な移動手段が公共交通機関ではなく自家用車であることで感染リスクも抑えられますので、私個人としてもこのコロナ禍において家族と徳島で暮らせることには安心感がありました。
決して油断している訳ではないですが、管理者として勤務してくれるスタッフの安全を守る意味でも、東京に比べるとストレスは少ない方だと感じています。

ただ、東京との物理的な行き来ができなくなったことで、東京スタッフとの交流が少し減ったことは気がかりです。
Web会議だけではなく実際に会って雑談をしたり、同じ場所で作業することによって連携は強まります。人としての距離が近くなれば「こうすれば良くなる」という話がもっとしやすくなったり、勉強の機会を得ることができるんじゃないかと。
これはコロナ禍においての課題ですね。いろいろ模索中です。

企業の在り方を問う時代。社会性と持続可能性を持つことで必要とされる会社になる。

もともとメディアドゥテック徳島の設立は、社長である藤田の「地元に貢献したい」という地方創生の考えによるところが大きく影響しています。
仕事があれば雇用が生まれ、雇用が生まれれば人が集まり、人が集まれば地域が活性化する。地元への貢献を通して「会社のファンになってもらう」ことが、ESG経営を目指す上で一番だという想いです。


社会性と持続可能性を考えることは、これからの企業には必須となります。
もちろん企業である以上、コストダウンなど利益性は大切ですが、SDGsなどの広がりを見ていても、それだけを追求していく時代ではなくなっているのかなと感じます。

設立から5年目を迎え、今は次の中計画を立てているところです。
2021年は初めての新卒採用も行い、期待の新人との研修も予定されています。
新しいことが始まり、まだまだ課題も多いですが、その分伸びしろもあるということだと思いますので、スタッフたちと一緒に次の5年も頑張りたいと思っています。

会社概要

設立
2017年3月3日
資本金
4,500万円
売上
2億3,300万円
従業員数
96名 (2021年7月1日現在)
事業概要
電子書籍取次オペレーション業務受託
住所
徳島県徳島市川内町平石若松108番地4 ジャストシステム徳島本社ビル4F
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