2017年11月25日に開催された4K映画祭の舞台は神山。その道中で道の駅「温泉の里神山」に立ち寄り、地元の農産物を購入しました。帰宅後料理して食べました。原木しいたけとゆず、田舎こんにゃくのステーキ。
しいたけはかなりの肉厚で、これを400円程度で買えるのはやっぱり産直だからでしょう。
普段はスダチですが、11月は収穫が終わっていて、その代わりゆずが最盛期になります。なので今回はゆずです。塩をふって焼いただけで、なんでこんなにおいしくなるんでしょうかね。
さて、4K映画祭に話を戻します。
正式名称は、4K徳島国際映画祭、神山町で2017年11月25日(土)、26日(日)開催されました。
『“日本でたったひとつ”4K映像に特化した映画祭。』だそうで、目玉作品は斎藤工監督の「blank13」。出演者も人気急上昇の高橋 一生さん、松岡 茉優さんや、個性派俳優のリリー・フランキーさんなど豪華です!
また「ルパン三世」のアニメ映画第1作を4Kで美しく蘇らせて上映するなど、4Kならではの企画もあったようです。
その舞台となったのは徳島県立城西高校神山分校です。
土木造園科がある珍しい学校なのですが、校舎内の植木がきれい!さすが!
4K映画祭が徳島県で行われているのは、理由があります。
徳島県では十数年前から官民が一体となり光ファイバーの敷設に取り組み、現在では山間部も含めた県下全域に高速ブロードバンド網がいきわたっています。
全国的にもトップクラスの高速通信を実現し、4K放送も可能となりました。
「4K先進県」として、4K放送の普及活動や実証実験の場となっています。
そして、神山町には映像制作会社などクリエイティブ関連の企業や、IT企業がサテライトオフィスという形で進出してきています。また移住してきて起業するエンジニア・クリエイターもいます。
代表的な企業であるプラットイーズさんの「えんがわオフィス」。庭では他社のエンジニアの方が演奏をしながら子どもと歌を歌っていました。会社が違ってもエンジニアやクリエイター同士の交流もあるようで、お互いに刺激し合いながら素晴らしいサービスやコンテンツ作りができる予感。
その他にも商店街では古民家を利用した出店がたくさん。懐かしの「揚げパン」の販売。購入者は屋内のこたつで食べることもできたようです。
弊社もお付き合いのある企業様がイベントに関わっていたり、映像作品を出していたりするので半分仕事で行ってきましたが、それを忘れて楽しい時間でした。
私は、映画祭なんていうおしゃれな文化にはこれまで無縁でした。東京で数年住んでいても縁がなかった映画祭。
徳島の山の中で体験できるのは少し不思議。
SOは地域の活性化に主眼が置かれていますが、異文化と交流することで全く新しい地域に生まれ変わったと感じました。文化が交差するところで生まれた古代オリエント文明も、暖流と寒流がぶつかる日本海も、異なるものが混ざり合い溶け合うところは豊かで新しいものが生まれています。
少し大げさですね。でもそんなことにも思いを馳せる、期待を感じさせるイベントでした。
面白いことが徳島で起きていますので是非これからも興味を持ってくださいね。