時代のニーズを常に読み取り、高い開発力でそれを実現し続ける企業
ディスプレイに文字などを映し出し、情報を伝えるデジタルサイネージ。印刷物と違って表示内容を素早く変更することができるので、情報を伝える側にとっても受け取る側にとってもメリットの大きい伝達手段のひとつです。
徳島におけるデジタルサイネージ企画製造の先駆けが、徳島市の株式会社サンシステムエンジニアリングです。鳴門市の競艇場でレース結果などを表示する電子看板を作ったのが最初だったそうです。それから約30年、精緻な映像を表示できるデジタルサイネージに形を変えて今では町中の様々な場所に見るようになっています。
その進歩にもいち早く対応し、2018年1月に完成した徳島阿波おどり空港の国際線ターミナル開港に合わせて多言語対応二次交通案内電子表示システムを納入するなど、その実績は数多くあります。
そして近年ではARやVRを応用した新しいコンテンツ作りに取り組んでいます。自分の動きに合わせてテレビ画面のご当地キャラクターが動き、イベントを盛り上げる「 なりきりっ!!CUBE」を開発し、商品化しています。
また、さらにそのVRの技術をデジタルサイネージに還流させ、看板の前を通ると動き出し広告効果を高めるといった新商品の開発も進めています。ゆくゆくはカメラとAIを搭載し、例えば女性が前を通ると化粧品の広告が、学生が通ると大学のオープンキャンパスの案内が流れるといった開発も可能になるはずです。常に、技術の進化に敏感に反応し、そこから可能になるサービスを模索し続けているアイディア力が同社の強みです。
もう一つ強みは、グループ会社と連携することで可能となるハード製造能力にあります。古くは半導体メーカー、現在はLED照明メーカーであるサン電子工業株式会社とグループ会社であるため、ハードの製造能力も持ち合わせています。その連携により、ソフト・ハードの両面から顧客のニーズを実現する最適はプランを自由に提案できます。小回りの利く開発で、大手企業にも劣らない満足を提供しています。
例えば、2011年のテレビの地上デジタル化が始まる際には電波環境を調査する必要がありました。日本全国を300台の専用アンテナなどの機材を積んだ車が走り受信感度の調査を行いましたが、その製造を受託したのが同社です。技術を商品に結びつけるアイディア力と、ハード製造能力により、大きな実績を残し続けている企業です。
IT企業なのに農繁期休暇!? 地方だから可能な働き方改革
同社の働き方は一人一人が独立して、顧客との打合せから開発、導入まで行っているそうです。そのため、ITスキルはもちろんのこと、エンドユーザーと直接のやりとりを介してニーズを的確に読み取ることのできるコミュニケーション能力の高い精鋭が揃っています。年代的には、社会人経験の豊富な40代以降の世代が中心です。
しかし今後は、デジタルサイネージなど映像系のサービスを強化するためにも高い感性を持った世代を積極的に採用したいと考えています。
社内で働くのはそれぞれが1人で仕事を回していくことのできる精鋭たちですが、だからといってオフィスは常に仕事一辺倒の冷たい雰囲気というわけでもありません。社員のほとんどはUターン経験者で、かつ、皆さんが実家の米作りを手伝いながら働くという、意外な一面も持ち合わせています。
そのため、会社には春先とお盆明けにそれぞれ2日ほどの「農繁期休暇」が認められていて、その休暇を利用して社員同士で協力して田植えや稲刈りを行うユニークな面もあります。仕事量の豊富な東京に比べ、地方での転職は給与面でどうしても不利になりがちですが、ITと農業を両立することで、みなさん悠々自適に生活できているそうです。同社に入社するとお米のおすそ分けが期待できそうですし農業体験などは希望すればいくらでもさせてもらえるでしょう。
最先端の技術と農業は、今やけっして突飛な組み合わせではなくなってきているといいます。田畑を耕すトラクターをGPS経由でコントロールしたりと、6次産業であるITを活用することで1次産業を創生する様々な技術も導入されているからです。今後、同社からも普段の農業経験を生かしてITと1次産業を結びつける新しいアイディアが生まれるかもしれませんね。
株式会社サンシステムエンジニアリングは、徳島が誇る一級河川・吉野川と、そこに流れ込む鮎喰川が合流する地点のほど近くにあります。そこでは様々な魚を手軽に釣ることができるほか、春から初夏にかけてはアサリやシジミの潮干狩りを家族で楽しむ風景も見られます。
吉野川の河川敷にはフラットなコースのゴルフ場があり、そこから少し下流に向かえばグラウンドも整備されています。ここではスポーツや食にまつわるイベントなど様々な催しが開催され、賑やかな人々の営みに触れることができます。河口近くの干潟に暮らすトビハゼやシオマネキなど、多種多様な生物の観察もおすすめです。
徳島市の中心部近くでありながら手軽に自然の風景やスポーツを楽しめるこの一帯は、徳島県民の心のより所である吉野川の魅力を存分に楽しめる場所です。
会社概要
設立 |
1986年 |
資本金 |
1,000万円 |
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売上 |
1.3億円 |
従業員数 |
9名 |
事業概要 |
同社は、情報システムソフトハウスとして、NECオフィスコンピュータ向けオリジナルソフトウェアの開発及びシステムの販売 ・ システムサポートを主な業務とし、県内自治体様向けのシステム構築を行っております。さらに、パーソナルシステムにおいては、財務会計 ・ 販売管理等のアプリケーションソフトウェアの販売 ・ 導入運用指導等、業務向けシステム開発を主な業務としております。 最近は、IoT関連の顔認証などの見守りシステムの開発を行っております。こちらは、産学官での協同研究として、ハードウェア開発も含めてグループ会社のプリント基板実装出来る技術力でさらに開発の強化をかってまいります。 また、近年ではデジタルサイネージ事業にも取り組み、ハードウェア設計・コンテンツ制作・アフターサポートまでワンストップビジネスを展開しております。現時点では四国で唯一の「NEC映像プレミアパートナー」認定店として徳島だけでなく東京などでもシステム構築まで行っております。 |
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使用プログラミング言語 |
C、Java、PHP等。特にCを使う機会が多いです。 |
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住所 |
〒771-1232 徳島県板野郡藍住町富吉字穂実53-4 |
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アクセス |
・JR徳島駅より徒歩約30分 ・徳島空港より自動車で約30分 |