スタッフコラム

ハイパフォーマーが増えれば組織は強くなる?全員がスタープレーヤーでもチームが強くなる競技と弱くなる競技の違い

仕事において、高い成績を出したいと考えている人もいれば、数字を意識するのはプレッシャーだという人もいると思います。

会社での「成績」に悩んでいる方、自分の働き方がしっくりこないという方の参考になる考えをご紹介させていただきます。

さて、高い成績を残す社員をハイパフォーマーと呼ぶとして、ハイパフォーマーばかりのチームは素晴らしい成績を達成することができるでしょうか。

実は、必ずしもそうではないことがわかってきています。自分に合致する働き方を模索するヒントとなればと思い、面白い調査結果をご紹介させていただきます。

全員がハイパフォーマーでもチームが強くなる競技と弱くなる競技の違い

サッカーの各国代表チームを対象として調査研究が行われました。
スター選手の存在は、ある割合まではチームの強さと正比例したそうです。つまりスター選手が多いほど勝ちやすくなります。しかし、ある割合を超えると反比例しだします。それは選手全員をスター選手で固めたチームは、弱くなることを意味します。適正な比率でチームを作らなければなりません。

具体的にはスター選手の比率が60%~70%というのが最も高い成果につながったそうです。スター選手の存在は、半分より少し多いくらいが良いようです。

反対の結果となったスポーツもあります。それは野球です。
野球はスター選手が増えれば増えるほど強くなり、選手全員がスター選手になっても弱くなることはありませんでした。一人一人が打者となるので個の力の影響が強く、ピッチングや守備もサッカーに比べて独立していて、依存関係が少ないためだと考えられます。

仕事に置き換えると、どのようなことが言えるでしょうか。

ハイパフォーマーになりたくない方に適した仕事

成果を求められることがストレスになったり、プレッシャーがかかる仕事や数字の目標が苦手という方も多いように思います。仕事への意欲が高い方でも、成果を求められることに抵抗がある方もいらっしゃいます。

そのような方は、チームワークを重視する仕事を選ぶと良いでしょう。ハイパフォーマーがさらに活躍できるように働くことが、自分での喜びにつながると思いますし、会社の業績にも貢献できるため、やりがいにもつながります。

職種的には、営業事務職や総務職など、ハイパフォーマーを支え成果が出すことで、自分自身もやりがいを感じることができるでしょう。

個の力を発揮し、ハイパフォーマーを目指したい方が輝く環境

より個の力を発揮したい、成果にこだわりたいという方は、チームプレーが少なく、個人成績を重視する仕事が合致するでしょう。チーム内での連携は必要最小限で、成果を出すことが最大限評価される職場が合致するでしょう。

職種でいうと、個人向け営業は個の力を発揮しやすいと思います。銀行や証券などの営業も個人への比重が高い傾向があります。営業以外だと、コンサルタント、研究職、プログラマー、経理、クリエイターなどは個人の裁量が高く裁量が広い職種といえるでしょう。

また、弊社に登録いただく徳島を希望勤務地として選択される方の多くが、個の力を発揮しながらも、チームとの連携も大切にしたいという方も比較的多いように感じます。

その場合は、営業職の中でも、チームで数字を達成するような法人営業などチーム内で様々な役割が求められるような営業が向いているでしょう。特にハイパフォーマーになれなくとも、平均的なパフォーマーも十分にチームとしての価値がありますので、自分の居場所を得やすいのではないかと思います。面接の中で、チームワークを発揮できる職場かどうかを確認すると、より自分にあった会社かどうかを理解することにつながるでしょう。

転職の際は、「自分自身が結果を出したいのか」「チームワークを大切にしたいのか」「プレッシャーなどから解放されたいのか」など、自分がどのような働き方を目指したいかを考えることで、志望するべき職種や職場も変わってくるでしょう。

ただし、給与が高い職種というのはより個の力を発揮し、プレッシャーの大きな仕事となります。プレッシャーを感じる仕事を避けたいが、給与アップを目指したいという方は、チームワークで働く場合においては、マネジメントに挑戦し、特別な技能やスキルを身に着ける必要があるでしょう。もちろん、平均的な給与を獲得し、ストレスが少ない働き方を選択するという考えもあるでしょう。

転職活動の際の職場選びの参考の一つにして頂ければと思います。

関連記事

  1. 夢を追いかけると人生は失敗する?それとも成長する? ―「やりたいこと志…

  2. 求人票の社名公開など、サイトをリニューアルします!

  3. がんばりすぎて燃え尽きてしまう前に ―バーンアウトしやすい人と対処―

  4. 転職後、思ったように力を発揮できない“スランプ期”の乗り越え方

  5. 労基署による立入調査結果と平均残業時間のまとめ(2017年度調査)

  6. 「働き方改革」が2分で分かる!残業時間、有給休暇など結局どうなるの?

PAGE TOP