スタッフコラム

“入社後のギャップ”でショックを受けた時に知って欲しい、リアリティショックとは。

「職場が思い描いていた環境と違った」など、
理想と現実のギャップによって受けるショックを、「リアリティショック」といいます。

希望が叶えられる企業だと思い転職したにも関わらず、入社前の想像と違った!と感じることは、多くの方が経験することです。中には、そのリアリティショックによって転職を繰り返してしまう人もいます。

しかし、「期待と違ったので、もうダメだ」と性急に決めつけるのは、とてももったいないことです。理想と現実のギャップにショックを受けながらも、上手に順応できる人、できない人の差は何でしょうか。
また、リアリティショックを乗り越えるためにはどのようにすれば良いかを紹介します。

日常生活の中でもリアリティショックは良くあります。前々からとても楽しみにしていた映画を見たら、期待していたほどではなく、つまらなく思ってしまった。映画がつまらなく感じたことは、変えることができませんが、職場で感じたギャップの差は、実は少しずつ埋めていくことができます。

リアリティショックが起きる理由とは?

思い描いていた通りの職場でなかった場合、期待を裏切られたと感じるため、本人のショックは大きくなります。また、持っていた期待が大きければ大きいほど、理想と現実との差も大きくなり、ショックも大きくなります。

でも、入社前に想像した職場イメージの大半は憶測が含まれているはずです。

何故なら、入社前に仕事や職場の紹介を受ける時間は多くて1時間程度になります。HPの情報があったとしても、職場の実態を知るまでに至ることはなく、ギャップがあって当然といえます。
(そのギャップを少しでも埋められるように、弊社も紹介時には情報提供を心がけています。)

まずは、ギャップがあって当然だということを理解することからスタートしてみましょう。

埋められることができる入社後のギャップとは?

すぐにはギャップを埋められないこともありますが、上記のようなギャップであれば、実は解消できる種類のものです。そして、理想に近づき会社で評価されることで給与がアップする。
評価されることで、発言権を持ち、職場をより理想に近づけることもできるのです。

力を発揮できる時を知る

転職時のリアリティショックから抜け出すためには、時間が必要になることもあります。
逆に言えば、時間が解決してくれることを知ってください。

「経験曲線効果(エクスペリエンスカーブ)」と呼ばれる成長モデルがあります。
経験がある閾値(いきち)を超えると、加速度的に効率や生産性が上昇していくという法則です。

つまり、習熟度が高まると一気に生産性が高まります。しかし、そこに達するまではうまく成果がでない時期があるということです。製造職が典型ですが、サービス業などを含む労働や、学習にも広くあてはまる法則です。

つまり、入社後すぐにバリバリと活躍しようとしても、経験がないと活躍が難しいということです。
入社後、すぐに活躍することができなくても、一つひとつ仕事を覚え、身に着けていけば、いずれかのタイミングで飛躍的に生産性が高まるタイミングがきます。焦らず、仕事を行うことが大切です。

次回のコラムでは、リアリティショックを乗り越えて、活躍人材になるまでのプロセス(方法)をご紹介します。

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