日本におけるメタデータの最先端企業として放送業界を支え、全国の視聴者に良質のコンテンツを届ける。
プラットイーズは、徳島県の神山町にサテライトオフィスを構え、テレビ番組や映像コンテンツの情報に関する業務運用や、放送システムの開発を幅広く行う、独立系のベンチャー企業です。例えば、同社の代表的なサービスである「線引屋」は、放送局の収益源であるCM広告(営業)と放送スケジュールを管理する放送局の基幹業務を担う営業放送システムです。ちなみに製品名の由来は、業界用語である「線引き」からきているそうです。CMをスケジュールする編成枠に線を引くことだそうで、業界人が立ち上げた企業らしいネーミングです。
システム開発については、要件定義から設計、開発、保守運用まで、プロジェクト全体を一貫しています。放送業界を専門として、システム開発と運用業務の両方を行っているのは国内には同社しかなく、運用業務を通して得たノウハウをシステム開発に反映する、システムを開発して運用業務を効率化する、といったサイクルを持つ強みがあります。もちろん業界からも高い支持を受けていて、営放システム「線引屋」は、BS、CS、CATV局においてトップシェアを誇ります。
もう一つの主力事業はEPG業務です。EPGとは「電子番組ガイド」のことで、最近はテレビ画面に番組一覧を呼び出して録画予約ができたり、番組内容が確認できたりするようになっていると思います。その番組一覧がEPGです。同社は有料放送におけるEPGデータの大多数を各チャンネルから収集し、プラットフォームと呼ばれるテレビ番組を放送する会社へ配信しています。
古民家を改修した「えんがわオフィス」は社員が仲良くリラックスして働けるアットホームな職場に。
放送業界を専門とするプラットイーズは、2013年に徳島県の神山町にサテライトオフィスを開設し、「えんがわオフィス」と名付けました。現在ではサテライトオフィスが集積し、全国的にも話題になっている神山町ですが、その象徴的な会社となっています。開設のきっかけはBCP(事業継続計画)の一環で、災害などで東京での業務が困難となった場合でも業務が遂行できるようにするためでした。しかし、今では「各人で就業場所の選択を可能にする」という社内の働き方改革の一つという意味も持っています。
「えんがわオフィス」では10名~15名が勤務していています。徳島へのUターン者もいれば、県外から来ている人も多く、なかには沖縄から転入してきた社員もいます。
東京にも10名くらいのチームがあり、週に1度のテレビ会議には全員が参加してコミュニケーションをとっています。また、月に1度程度上司の方が東京から来て面談をします。普段のコミュニケーションも、離れている分報連相をより意識しているそうです。
サテライトオフィスで働くメリットもポロリと。上司と離れているのでオフィス内の雰囲気はのんびりとしていて、リラックスして働くことができ、社員同士も仲良くしているそうです。なんとなく想像できる(笑)と共感する人も多いのではないでしょうか?ただ、そうでなくても仕事柄、映画やテレビが好きな人が大半で、趣味と仕事がつながっていますので共通の話題も多く、仲良くなる土壌はあると思います。
神山は県外からの移住者が経営する飲食店も増えていて、食事処には困らないようです。
「535(ごみさんく)」というお惣菜屋さん、「かま屋」という食堂・パン屋さんなど、会社と提携し、半額で食事が出来るチケットがあり、お得に利用できる店も増えているそうです。
会社概要
設立 |
2001年4月 |
資本金 |
23,820,000円 |
---|---|---|---|
売上 |
非公開 |
従業員数 |
100名 |
事業概要 |
・デジタルコンテンツサービス企画、開発、運用 ・メタデータ、番組情報に関する業務運用 ・放送システム開発、放送業務運用 ・放送事業に関するコンサルテーション(業務フロー、先端技術、システム) |
||
使用プログラミング言語 |
C/C++、PHP、Ruby、OracleまたはMySQL |
||
住所 |
<本社> 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-13-7 恵比寿イーストビル6F <サテライトオフィス 神山センター(えんがわオフィス)> 〒771-3311 徳島県名西郡神山町神領字北88-4 |
||
アクセス |
えんがわオフィスまで ・JR徳島駅から自動車で45分 ・徳島阿波おどり空港から自動車で1時間 |