Arithmer株式会社

東京大学 数学科発の唯一のAIベンチャー!徳島大学にサテライトオフィス開設。

高度数学を応用したAIの研究開発で、より良い社会システムの構築を目指す。

Arithmer(アリスマー)社の代表取締役社長兼CEOである大田佳宏氏はIBM東京基礎研究所や日立製作所中央研究所などを経て、東京大学大学院特任教授として教壇にも立っている数学者です。数学の研究成果を実社会に還元するために東京大学 数学科発の唯一のAIベンチャーを立上げ、高度数学を応用したAI・IT技術を創造しています。

本社は六本木(東京)にあり、東京大学のキャンパス内にサテライトオフィスもあります。徳島県にも拠点があります。というのも、大田社長は徳島県鳴門市出身で、城南高校の卒業生。出身地である徳島の国立大学である徳島大学内に2017年12月に「徳島大学サテライトオフィス」を開設しました。今後本格稼働させ、システム開発やクライアントへのサービスの強化を行っていきます。

近年では、数学を還元して実社会に役立つ技術を生み出すことへの要請が強くなっており、数学者の中からもその声が上がっているそうです。では、AIの研究開発にあたって、高度数学はどのように役立つのでしょうか。
人の動きは「時間と空間」における数値で表すことができるそうです。その数値を取得しデータ化していくことで、ロボットの動きを人の動きに近似させることが可能であり、データをより高密度に取得することで限りなく正確に、人の動きを再現することができます。
さらにそこで得られた「時間と空間」のビッグデータを解析することにより、例えば自覚されていない人の動き、「暗黙知」を発見することができます。その暗黙知とは「長年の勘」「センス」「職人技」と言われている、熟練者だけができる動きだったりします。その伝承困難であった動きを、数学を用いた解析によって発見することができます。
そして、AI技術によってその暗黙知を学習し、パターン化・最適化することで、専門家を凌ぐ能力を発揮することも可能となります。

一般企業の業務効率化はもちろん、災害への対応、そして医療分野まで。AIが活用される分野は無限大。

アリスマー社は、AI・IT技術によってより良い社会システムの構築に取り組んでいます。具体的にどのような社会が実現されるのでしょうか。

例えば、手術ロボット。今は限られた人しか受けることができない「神の手」と称される医師レベルの手術を、世界中の人たちが安価に受けられるようになるかもしれません。
その他にもすでに実用化しているものもあれば、現在企業と共同研究している技術、あるいは構想段階のシステムもあります。企業機密も含まれるため、公開可能な範囲で紹介しますが、いずれもアリスマーの高度数学を用いたAIによって実現可能な技術だと考えています。
2018年8月には、徳島の地銀と大手系VCから、4億円の出資が発表され、開発のさらなる加速が期待されています。

■OCR技術
OCRとは、印刷された文字をコンピュータが読み取りテキスト(文字)に起こす技術です。ペーパーレス化・電子化が進められている昨今、紙文書をどのように電子化していくのかが重要な課題となっています。アリスマーでは高い認識率を実現したOCR技術で、手書きの文字すら高い精度で認識しています。人は単純作業から解放され、よりクリエイティブな仕事に力を注ぐことができるようになります。

■事故画像の自動解析
自動車の事故画像をスマホで撮影し送信するだけで、損傷程度を瞬時に判定し保険料を算出するシステムを開発しています。これにより、迅速な支払処理を実現でき、加入者の満足に繋がります。また、事故対応の担当者においても、交渉や、より複雑な判定に人が集中することができます。

■チャットボット
すでに多くのチャットボットがリリースされていますが、アリスマー社の特徴は使えば使うほど、精度が向上する学習機能にあります。さらにビックデータ化することにより、問合せが集中する部署や内容を解析し、業務フロー自体を改善につなげることもできます。同じ質問が繰り返されなくなり、業務改善によりそのような質問自体がなくなっていきます。

■最適な人材配置
災害からの復旧にあたって、どの拠点にどのメンバーを配置するのかが問題になります。限られた人、場所、物資、時間というリソースの最適化をAIが行います。

■自動採寸
画像からその人に合った服のサイズを採寸する技術です。株式会社コナカと共同開発した『AIを活用した画像採寸アプリ』をリリースしています。

■細胞実験ロボット
医学系の細胞実験というのは数百のパターンがあり、その組み合わせによって結果が大きく異なることから非常に難しいと言われています。同じ実験でも実施者によって得られる結果が異なり、その複雑さから大手ロボットメーカーで再現できていません。Arithmerでは東大との共同研究で細胞実験ロボットを開発し、医薬の開発を加速させるとヨーロッパでも注目されています。

■ステレオカメラ
人間の目には眼球が二つ付いていますが、進化の過程でそれが最適だったからだそうです。同じように2つのカメラで映像を捉える技術の研究開発が進んでいます。その倍、2つの映像から必要な情報を取り出す解析作業が必要となり、そこで数学が力を発揮します。すでに実装している自動車もありますが、自動車の自動運転が普及していく中でさらなる進化が求められています。

■ダイナミカルマップ
自動車に搭載したドライブレコーダーのデータをダイナミカルマップの情報として活用することができます。ダイナミカルマップとは、自動運転実現のために重要な技術で、地図情報に渋滞や事故などリアルタイムの動的な情報を組み合わせた地図の事です。これらの技術を用いて自動運転だけではなく、まずは事故を防止するための技術として活用しています。

Turn Up こぼれ話

AIが人の仕事を奪う、とよく言われていますが、大田社長はそうはならないと言います。これから働き手が少なくなっていく日本で、残業時間の削減を実現していかなければなりません。この矛盾を解決する方法の一つがAIです。少ないメンバーでこれまでと同等以上の業務を行い、さらに週休2日から週休3日へと余暇を増やしていく。そのような社会の実現を手助けするシステムです。

会社概要

設立
2016年9月1日
資本金
2億3,150万円 (2018年8月16日現在)
売上
非公開
従業員数
50名(2018年12月末時点)
事業概要
高度数学を応用して、AI・IT技術の研究開発を行っています。
ArithmerOCR:AI Optical Character Recognition AIOCR技術
ArithmerSia:AI Still Image Analysis 静止画像解析
ArithmerDia:AI Dynamic Image Analysis動画像解析
ArithmerR3:AI 3D Modeling AI 3D モデリング
ArithmerDB:AI Data Base Management System統合データベース
ArithmerBot:AI Chatbot AIチャットボット
ArithmerRobo:AI Smart Robot AIスマートロボット
使用プログラミング言語
Python、C++(C言語)その他
住所
<東京本社>
106-6040 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー40F
<東京サテライトオフィス>
〒113-0032 東京都文京区弥生2丁目11-16 東京大学浅野キャンパス アイソトープ総合センター1F
<徳島サテライトオフィス>
〒770-8506 徳島県徳島市南常三島2-1 徳島大学常三島キャンパス ベンチャービジネス育成研究室
アクセス
・JR徳島駅より徒歩で10分
・徳島空港より自動車で約30分
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